2007年02月15日

アスファルトに座る

アスファルトに座れば世界が変わる。

うしろめたさをまぶしたスリルが騒ぐ。

地球は固い。地球は重い。

世界を変えたければアスファルトに座れ。

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2007年02月14日

飛び石4連休

風邪だ。喉はかれ、口内はあつく、歯茎がうずく。鼻はぐずり、目の奥とこめかみにうっすらとした痛みがまとわりつく。で、有給休暇をとることにした。今日かたづけてしまいたい雑用があったのだがしかたがない。

風邪はひき慣れているので休まなくても大丈夫なのだが、会社には倒れているヒマなどない(いっそ倒れたほうがマシかもしれないが)スタッフもいる。うつしても悪いしな、と考えられるぐらいには成長したか。

とは言え、「とりあえず医者にはかからない」という少年心はいまだ健在なのである。

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2007年02月13日

虫は2匹目から不思議になる

新しく採用したチップのパフォーマンスを測定している。メーカーから仕様書やサンプルデータがでているが、内部設計の詳細まではわからないし、サンプルでは条件パターンに限界がある。いろいろと実測することで分かることも多いのだ。

測定パターンは機能から傾向を推測して決める。しかし、データを読むときはアタマを白紙にしなければならない。人間は都合よく解釈したがる。推測に合致するデータを探すようになっては元も子もない。
案の定、どうしても理解できないデータがでてきた。速すぎるのだ。条件によっては適当と思われる数値もあるが、かなりのケースで処理が速すぎる傾向がでている。速いぶんには困らない。チップの未公開アルゴリズムのせいかも、などと考えたくなる気分もちらほら。しかし、ここで納得してはダメだ。

原因は測定に使った素材にあった。ワーストパフォーマンスを測定する素材だったのだが、変換ツールで素晴らしく最適化されてしまいキャッシュにヒットしまくっていた。変換ツールは自社製。騙すつもりで用意した素材まで最適化するとは良い仕事だ。

実際にはそれだけで解決したわけではない。チップ内部のロジックが絡む前提が必要なのだ。ここまできてようやくメーカーに質問を投げる。(最後の1ピースになるまで詰めないと適切な質問はできないし、こちらの勘違いという可能性も捨てきれない。サポートしてもらうのはユーザーの特権とは言え、オオカミ少年にならないだけの材料はそろえるべきなのだ) さて、この先は回答を見てのお楽しみだ。

今回、数時間で片付けられたのは「原因は1つではないかも」という姿勢を保てたからだろう。理解できない現象の理解できていない原因の数を特定できる根拠はどこにもない。0でなければ0以外だ。だいたい原因が1つならちょっとしたテストで解決してしまうものだ。
ある原因を発見した手応えが大きければ大きいほど、それを除いても解決しない事態には混乱させられる。人知のおよばぬ不思議に見え、下手をすると思考停止に陥ってしまう。すべてを理解していないのなら理解していることはなにもない。ここを飲みこむ素直さは極めて重要なスキルなのだ。

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2007年02月09日

朝の光景

毎朝見かける老夫婦がいる。

仙人のような白い顎髭をたくわえた旦那さんは右の足が自由にならないらしく、両手に杖をついてゆっくりと体を運んでいる。小柄な旦那さんよりも小柄な奥さんは手を貸したりはせず、ただただ速度をあわせて歩いている。リハビリをかねた散歩なのだろう。

ずいぶん疲れる歩きかたのはずだがまったく休んでいる様子がない。黙々と前へ。足早に通りすぎる人々のなか、その老夫婦だけが清澄な参道を歩んでいるかのようだ。

一日の始まりにふさわしい光景だ。ぼくはそう思っている。

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2007年02月06日

思いもかけない

予想していないから思いもかけない。
期待していないから思いもかけない。
心配していないから思いもかけない。

引いた線の向こうは思いもかけない。
引いた線の向こうは考えない。
引いた線さえ見えていないのだから。

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